上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009.04.29 『変身』
祝日だといつのに朝からピアノ。自分にお疲れさま~~w;

で、今日は片道2時間の電車内で
東野圭吾の 『変身』を読み終えました。
せっかくなので読んだ感想でも書きますか。


******************************


『変身』

脳移植を受けた主人公が別のものへと変わっていく姿を描いた
まさにタイトル通りの物語で、その展開も読み手の予測に反しない。
そもそもストーリー自体がどこかで聞いたことのあるような既出の設定なので、
正直新鮮さには欠けていると思います。


東野さんの本は『秘密』と『手紙』と今回の『変身』しか読んだことがないのですが、
さすが理系というか、文章には無駄な隙間もザラつきもないのですよね。
だからこそ、先読みできるストレートな話にもかかわらず途中で本を閉じることなく
1冊読み終えてしまったのだと思うのですが・・・・・それにしても。よ?
まんまと著者の罠にひっかかってしまったような悔しさが拭いきれず、
思わず最後に 「ちっ!」 と舌打ちしたくなりました。
この気持ち、きっと読んでみれば分かります。


さて

他人の脳の一部を受け入れたことで
主人公の人格は破滅の方向へと侵されていくのですが

印象的だったのは、ドナーの潜在意識や能力だけでなく過去の体験や記憶さえも
主人公の中に入り込んでいくことろ。初めての場所でも無意識に、でも確実に
「知って」いたり「覚えて」いたりするのです。本の中ではそれを「直感」という
言葉で表していました。
脳の移植が実際に可能であって、さらに直感までをも受け継ぐ「変身」が有り得るの
なら、どんなことがあってもヨソ様の脳は入れてほしくないな。。なんて、なぜか
真面目に考えてしまいましたw


自分の中のもう一人に戸惑い葛藤するシーンは、後半になるにつれて
よりシリアスに、そしてより荒っぽくなっていきます。実はこの変化こそ自分を
侵食している人物、つまりドナーを突き止めるヒントになっているのです・・
が、冒頭でも伝えた通りこの重大発見とも思えるヒントは物語の半分にも至らない
ところで「もしや?」と予測がついてしまうため、そこだけがちょっと残念なんです。




しかしながら

唯一予想に則さぬ形で私を痺れされたのが、最後の1行



泣けるんだマジで(涙)



これまた東野さんの作戦なんだなと思ってみると、やはり
してやられた感で舌打ちが出そうになってしまう私なのでした。。。


Secret

TrackBackURL
→http://pokarhythm.blog59.fc2.com/tb.php/206-06d3d7c0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。