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会社の人から猛烈な推薦を受け

『泥流地帯』 (著:三浦綾子)を読んだ。



物語の舞台は北海道。

1926年に起きた十勝岳の大爆発で、その集落は地獄と化した。
家も畑も家族も友人も、皆すさまじい泥流にのまれていった。
ボテと火の中に落とした泥は、青白く燃えて消えたという。
泥と言っても稲や大豆の育つ、いわゆる「土」のことではなく、
硫黄の混ざったヘドロなのだ。
美しいラベンダー畑とは程遠く、役に立つどころか希望の光の
一筋さえも通さぬような貧村。そこに暮らす兄弟と、彼らを
取り巻く人々の、それぞれの人生が描かれている。




「まじめなものがなぜこんな目にあって死ぬんだ・・」

泥に流された姉を 「孝行な嫁だ」 と言いながら見舞金に喜ぶ姑を
見れば、人生の不公平さに疑問を持って「なぜマジメな者が・・」と
嘆くのは当然だろう。しかしこの兄弟は、たとえ正直者が馬鹿を見ても
モノやカネの豊かさで人生の良否を判断せず、いつも心で生きていた。
そんな、素直さと情を貫く彼らには人間本来の強さを感じる。



作者がクリスチャンだったこともあり、キリスト教の説教的な
言葉が散りばめられた物語だが、10ページに1度の確率で
涙腺がヤバイことになるのは確実だ。。。

電車の中で読むのなら、帽子かサングラスの装着をおすすめしたい。







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